7/24:花火見た話書いてたらよくわかんなくなった

昨日は地元の花火大会だった。
つまり地元駅に一年で一番人が溢れる日。
降車した人々が改札出きってないのにホームにパンパンの電車が次々到着する悪循環、人地獄。
駅員さん頑張って!超頑張って!!
駅から会場まで続く花火客大名行列、だが私は地元民、無論抜け道は知っている。
映画ディープインパクトのバイク少年のように目的地へ人混みを縫いスルスル移動。
皆タレントさん達が来る主会場となる河川敷に押しかけるのだが、NonNon、反対側の河川敷の方が断然人が少ない穴場なのだよ。
数年前にも来てるから知っているのさ。教えてくれた小学校の親友よありがとう。
橋を越え河川敷に到着。
花火が打ち上がる。
嗚呼。やはり良いものだ。
私の花火好きは学生の頃からで、東京の端に暮らしながら今までも隅田川、神宮、東京湾、あと地方の花火と色々な場所で見てきた。
思い出す…朝からお台場に行き場所取りし、夜も更けさあ見るぞというその時、一緒に来ていた友人2人はそれまでの時間で疲れ果て花火に興味が無くなっていた。そんな時でも高校生の私はひとり、東京湾の夜景に打ち上がるそれほど大きくない花火をキラキラした目で見た。周りはカップルだらけ、興味を失い花火と関係のないトークをする友人を横目に独りずっと見ていた。
…どこか寂しくも美しい若き日の思い出。
今でこそ気持ち悪さが売りの私だが、女性と二人で観に行ったこともある。
友達と恋人の間の微妙な関係の同級生と。その子は、私自身(なぜ僕を…?)と戸惑ってしまうほど私のことが好きだったようで(ガチ)、当日も気合いの入った浴衣姿で待ち合わせ場所に来た。そんな状況だから移動中も花火を見てる最中も頭の中は(…これは見終わったあと、そういう展開になるんじゃ…?どうお誘いすれば…(童の貞))と気が気でなく、花火よりもその向こうに広がる未知の世界を見ていた。勿論キラキラした目で。思い返すと、据え膳食わぬはナンタラカンタラという言葉が頭をよぎるが…
結果。ビビリの私は同じようにドキドキしていたであろう彼女を健全な時間に、邪な心を無かったことにして帰りの電車へ見送った。
花火を見ただけで帰った。
…情けなくも美しい若き日の思い出。
 
あぁ。思い出話が長くなった。
つまり、昔から花火には並々ならぬ思い入れがある、と言いたかった。
そしたらヘタレDT話になってしまった。
違うんだ。違うんです母さん。私は昔も今もロマンチストな息子です。
昨日の花火も素晴らしかった。
花火を見ながら、まだ生で見ることが叶わない甥っ子の為に写真や動画も沢山撮った。
 
いつか、河川敷にシートを広げて、並んで体育座りで花火見ような。
その時、上のヘタレ話をしてやるんだ。
 
共感してくれるといいな。
 
終わり
 

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